こんにちは。千葉県市原市を拠点として保湿工事や保冷工事、保温板金工事、ダクト工事を手掛けている株式会社誉工業です。
グラスウールは、ガラスが主原料の断熱材です。低コストでありながら、優れた断熱材を発揮するため、住宅用断熱材に選ばれることが多いでしょう。
高い性能を誇る一方でグラスウールは正しく施工しなければ、断熱性能は大幅に低下してしまいます。
施工不良は、作業員様の健康被害や工場周辺素材にも悪影響を与えます。
そこで今回は、グラスウールの施工不良に遭わないための対策についてご紹介します。
■断熱材施工の基本を解説
断熱材は、施工箇所の大きさに合わせて、連続的に隙間なく施工しなければなりません。
繊維の隙間に空気を閉じ込めることで、断熱性を発揮することができるからです。
もし少しでも隙間があると空気が逃げたり、外気が中に入ったりして断熱材の性能が著しく低下してしまいます。
断熱材の施工には、経験と高い技術力が求められるのです。
■万が一、プラントの保温工事でグラスウールの施工不良が発生したら・・
グラスウールとは、繊維状に加工したガラスを綿状にした断熱材です。
絡み合った繊維の間に空気を閉じ込め空気層を作ることで、優れた断熱性を発揮することから、保温機能が発揮できるようにしています。
そのグラスウールの主原料はリサイクルガラスです。
繰り返し再利用可能なので、ごみの軽減にもつながります。
グラスウールは断熱材・防音材として住宅の施工ではポピュラーな素材であり、軽量かつ優れた耐久性や耐熱性が特徴です。
このようにグラスウールにはいくつかのメリットがある一方で、施工が難しいという一面もあります。
不適切な施工では効果がしっかり発揮されないどころか、工場の周辺素材の劣化を速めてしまうリスクがあります。
ではどのようなトラブルが想定されるのか、グラスウールの施工不良例をいくつかご紹介します。
【施工不良1】
グラスウールは隙間がある状態で施工完了してしまうと、そこから熱が漏れ出しグラスウールの性能が低下します。
それだけではなく、結露によるカビにも注意が必要です。
グラスウールそのものは湿気を吸いません。
ですが、正しく施工されずに隙間があると周囲に結露が発生し、腐朽菌やカビが繁殖します。
断熱のキモである内部の空気層がスポンジのように水分を吸収してしまうため、カビやすくなるのです。
周辺でカビ菌を吸った作業員様の健康にも悪影響を及ぼします。
また結露によって、ダクト管など周辺機材の錆や劣化も促進されます。
最悪の場合、中の危険な液体が突然漏れ出し、作業員が大やけどを負うなどのリスクも考えられます。
このように、グラスウールに関する正しい知識や確かな施工技術を身に付けた職人が施工しなければ断熱性能が落ち、事故が発生する可能性があるのです。
【施工不良2】
先述した通り、グラスウールは空気層によって優れた断熱性を発揮します。
もしグラスウールがギュウギュウに押し込められるように、施工されていると空気層がつぶれてしまい、断熱作用が著しく低下します。
グラスウールが薄くなった状態で施工した場合は、正しく施工した場合と比べて性能が約40%ダウンすると言われています。
また押しつぶして施工すると、プラント配管内を通る液体の温度が変化し、エネルギー効率が減ってしまいます。
生産物の総質量がその分減り、収益が減る上に配管メンテナンスの余計な人件費もかかってしまいます。
グラスウールは隙間をつくらないだけではなく、押しつぶさずに施工することも大切です。
【施工不良3】
グラスウールの留め方の間違いによる不具合事例もあります。
正しく留めないと断熱材が落ちたり、隙間から熱が逃げたりといった様々な不具合が生じます。
グラスウールは、使用するだけで効果があるわけではありません。正しく施工しなければせっかくの断熱材の意味が無くなってしまいます。
■未然に防げ!グラスウールの施工不良! 遭遇しないために、できること
グラスウールの施工不良を防ぐためには、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。いくつかのポイントを見ていきます。
まず、グラスウールを施工するときは第三者が確認できる状況を作りましょう。
第三者がいることで、万が一ミスがあっても早期に見つけることができるからです。
施工箇所はなるべく写真としても残しましょう。
施工不良が起きやすい個所のチェックリストを、独自に作成することもおすすめです。
断熱材は見えない場所にあるため、施工後に施工不良を見つけることは難しいでしょう。
そこで作成したチェックリストをもとに、施工箇所の状況を責任者に確認してもらいます。
ただし専門知識がなければ、状況を把握することができないので、これらを施工対応を行う担当者に一任するといいでしょう。
■誉工業のプラント断熱工事
ここからは誉工業が手掛けるプラント断熱工事についてご紹介します。
プラント断熱工事とは、配管やダクト内部の温度を保ち、温かいものを温かい状態、冷たいものを冷たい状態で運ぶために行う工事です。
誉工業のプラント断熱工事は、配管周辺の温度変化を抑え一定に保つ環境を整えます。
その結果、結露の発生を抑止し、温度変化によって配管通過時のエネルギー放出量が増えてしまうことを防ぎます。
プラント稼働に消費される光熱費の削減にもつながります。
このように、地球環境保全にも貢献できるのです。
次に、グラスウールのメリットを見ていきましょう。
グラスウールは軽量素材の断熱材です。
職人の作業効率が高く、施工期間が短く済みます。
施工コストカットだけではなく、素材そのものが断熱素材の中でも低コストなのです。
また誉工業は、若手職人たちによる軽快なフットワークが強みです。
ご依頼において迅速対応・工期短縮による施工コストカットを実現します。
工事で休止する期間が最小限になり、売り上げ損失も最小限に抑えることができます。
急なトラブルが発生した際も、柔軟に対応する機動力でクライアント様各々に合わせて、最適な断熱施工サービスを迅速に提供いたします。
■まとめ
ガラスが主原料のグラスウールは、優れた断熱性を発揮する断熱材です。
断熱材の中でも比較的に安値な素材であるため、住宅の施工で広く選ばれています。
その一方で、施工が難しいという一面があります。
例えば隙間がある状態や、グラスウールをつぶした状態で施工完了してしまうと、断熱性能が著しく低下するのです。
結露やカビが発生し、健康被害が生じる可能性もあります。
グラスウールの施工不良に遭遇しないためにも、第三者が確認できる状態をつくりましょう。施工不良が発生しやすい箇所のチェックリストを作成することもおすすめです。
グラスウールは、経験と高い技術力が求められる断熱材です。
断熱材を施工する際は、信頼できる会社に相談するといいでしょう。
誉工業は、保温・保冷工事や板金工事などを、千葉県市原市を拠点に手掛けています。
様々な建物に対応しており、特に発電所やプラントの施工が得意で、年間200件以上の豊富な実績があります。
ベテランスタッフが多数在籍し、高品質な施工を提供できるのに加え、若手スタッフの機動力を活かして緊急のご依頼にも対応できるよう、努めてまいりました。
設計から加工、取り付けまで自社で一貫して対応しており、ご要望を施工に反映させやすく、中間マージンも発生しないため安心です。
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